今回は株式会社KN不動産がお贈りする、
豊中市の不動産市況(2025〜2026現在)を書きます。
主観、肌感覚が多分に入っておりますので、
「ふ~ん」という感情で見てください。

豊中市の住宅・戸建ての価格相場

 
戸建ての平均価格(豊中市)
坪単価:約 126.3万円/坪
平米単価:約 38.2万円/㎡
※ 前年比でやや 2.5%下落(価格は横ばい〜微減傾向)
取引件数も減減少傾向にあり(2025年は前年の約1/4)、
市場の活発さが落ち着いてきている可能性があります。
 
つまり豊中市では、2025年版のデータでは
住宅価格は高水準ながら前年比で
やや調整されている傾向が見られます。
新築と中古で価格動向は異なりますが、
顕著な上昇局面は一服しています。

土地価格の実勢(豊中駅周辺)

 
阪急宝塚線「豊中」駅周辺の土地価格(坪単価)は
約75万円/坪(2022年基準)で、
過去10年比では 約+7.8%の上昇、
長期では資産価値を維持。
今後10年の予測では、
やや横ばい〜微減のシナリオが示されています
駅近の土地は過去の資産性は高いものの、
今後大きな価格上昇は予想されにくいとの見方もあります。
しかしながら、つながりのある社長の中には、
どれだけ高額でも、良い土地なら買う!
という方も多数いらっしゃいます。

大阪都市圏の全体トレンド(豊中市にも影響)

 
大阪市・府全体の動向も、豊中など近郊エリアに影響します。
 

価格・需要動向

 
大阪市内では住宅価格やマンション価格が上昇傾向が続く市場環境。
再販マンションの価格は、2026年も上昇基調です。
中古住宅や再販マンション取引が活発で、
取引価格の中央値は上昇しているというデータがあります。
 

郊外・住宅地の動き

 
中心市街地ほどの高騰はなく、
郊外の一部では価格が伸び悩んだり、
横ばい〜微減のケースが散見されます(豊中を含む北大阪全域)。

市場環境に影響する主な要因

 
金利・資金環境
 
日本全体で金利は
過去の低金利期よりやや高い水準(政策金利引き上げ)となり、
住宅ローンの借入負担感が強まっています。

建築コスト
 
建築費高騰が続く影響で新築戸建て供給が抑制される一方、
既存住宅の価値は相対的に評価されやすくなっています。

立地・インフラ
 
豊中市は大阪市中心部へのアクセスが良く、
宅地需要は根強いものの、
人口減少傾向下での取引量減少は注意点です。

豊中市の不動産は依然として人気エリアですが、
2025〜2026年では「強い上昇トレンド」から
「やや落ち着いた局面にある」と評価できます。
大阪中心部の価格高騰が豊中方面にも波及していますが、
郊外特有の取引減少・価格伸び悩みは今後の注視ポイントです。

豊中市の不動産市況を読む

 
大阪北部に位置する豊中市は、
長らく「住みたい街」として安定した評価を受けてきました。
阪急沿線を中心に、
大阪都心へのアクセス、
教育環境、
生活利便性のバランスが取れた住宅地として知られています。
では、現在の不動産市況はどう映っているのでしょうか。
ひと言で言えば、
価格は高水準を保ちながらも、
熱気は一段落といった局面です。
数年前まで続いた低金利と
コロナ禍の住宅需要増を背景に、
豊中市の不動産価格は
かなり押し上げられました。
ここ15年程度豊中での取引を見てきましたが、
「ここがこんな価格で売れるの?」という現場ばかりです。
当然、マイナス金利の影響と、
最悪売却できるだろうという考えのもと、
高くでも気に入れば買うという傾向が強かったように感じます。
特に駅徒歩圏の戸建てや、
立地の良い中古マンションは「出ればすぐ売れる」状態が続いていました。
しかし2025年以降、そのスピード感には明らかな変化が見られます。
現在は、
価格は大きく下がらないが、
上がりもしにくい
成約までに時間がかかる物件が増えている
そんな“調整局面”に入った印象です。
背景にあるのは、
やはり金利環境の変化です。
住宅ローン金利は
依然として歴史的に見れば低水準とはいえ、
以前の「超低金利」に慣れた買い手にとっては
心理的なハードルになっています。
その結果、購入検討者はより慎重になり、
「立地」「価格」「建物状態」に対する目線は
一層厳しくなりました。
一方で、
大阪市内中心部の価格高騰を受け、
「少し郊外でも質の高い住環境を」という層の受け皿として、
豊中は引き続き選ばれています。特に、
駅徒歩10分圏
学区評価の高いエリア
土地30坪以上の整形地
といった条件を満たす物件は、
今でも安定した需要があります。
つまり現在の豊中市は、
「どの物件でも売れる市場」から、
「良い物件がきちんと評価される市場」へ
移行した段階だと言えるでしょう。
売り手にとっては、
強気一辺倒では通用しにくくなり、
価格設定や見せ方の工夫が重要になっています。
逆に買い手にとっては、
以前より交渉の余地が生まれ、
腰を据えて選べる環境が整いつつあります。
派手さはなくとも、堅実。
豊中市の不動産市況は、
街の性格そのものを映すように、
静かで安定した成熟期に入っているようです。

 

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この記事を書いた人
株式会社KN不動産 代表取締役社長
久賀田 康太

寝屋川高校卒
関西大学法学部卒
住友不動産販売株式会社を経て、現職
(保有資格)
宅地建物取引士
マンション管理士
賃貸不動産経営管理士
管理業務主任者(未登録)
 


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