不動産売却までの全体スケジュール

 
―「家を売る」って、実際どれくらいかかる?―
 
「家を売りたいけど、何から始めればいいのかわからない」
これは売却相談で一番よく聞く言葉です。
不動産を初めて売却される方がほとんどだと思いますが、
ある程度の概要がわかっていれば、
どこの不動産会社も進める順序は似たり寄ったりです。
 
注意すべきは
「どこの会社か」
「どんな方が担当か」
この2点のみがポイントです。
 
会社が有名無名かは問いません。
しかし、会社に関しては、
会社によって
「この案件は今月契約!」と上司に言われたりしますので、
営業マンは無理やりにでも
契約に持っていこうとします。
また、会社は良い会社でも、
おかしなことを言う営業マンが結構います。
また機会がありましたら、お伝えいたします。
 
不動産売却は、
思いついたその日に終わるものではありません。
早ければ、数日以内で引渡しまで持っていくことは
十分可能ですが、
セカンドオピニオン等も重要ですので、
1ヶ月~3か月は見るべきです。
ただし、全体の流れを知っておくだけで、
不安はかなり減ります。
今回は、売却を決めてから引き渡しまでの
一般的なスケジュールを、
順番に見ていきましょう。
 

1|売却の準備・情報収集(1〜2週間)

 
まずやることは、「いくらで売れそうか」を知ること。
•周辺の相場を調べる(スーモ、アットホーム等)
•不動産会社に査定を依頼する
•売却理由・希望時期を整理する
この段階では、
まだ売ると決めきっていなくても全然OKです。
複数社の査定を比較しながら、
「現実的な価格感」をつかむのが目的です。
 

2|不動産会社と媒介契約を結ぶ(数日)

 
売却を任せる会社を決めたら、媒介契約を結びます。
•一般媒介
•専任媒介
•専属専任媒介
それぞれ特徴がありますが、
「どれが正解」ではなく、
売主の状況に合うかどうかが大切。
 
ここで、
✔ 売り出し価格
✔ 販売戦略
✔ 販売期間の目安
をしっかりすり合わせておきましょう。
 

3|販売スタート(1〜3ヶ月が目安)

 
いよいよ売却活動が始まります。
•ポータルサイト掲載
•チラシ・広告
•内覧対応
内覧が入ると、
「いよいよ売るんだな」と実感する方が多いタイミング。
この期間は、
反響の数や内容を見ながら
価格や条件を調整していきます。
※売却期間は物件・価格設定によって大きく変わります
(早ければ数週間、長ければ数ヶ月以上)

4|購入申込み・条件交渉(1〜2週間)

買主から購入申込みが入ると、
条件交渉に進みます。
•価格
•引き渡し時期
•付帯設備の扱い
「値引きされるのが不安…」という声も多いですが、
すべてを受け入れる必要はありません。
仲介会社と相談しながら、
納得できる条件で合意できれば次のステップへ。

5|売買契約の締結(1日)

条件がまとまったら、売買契約を結びます。
•重要事項説明
•売買契約書への署名・捺印
•手付金の受領
ここまで来ると、売却はほぼ確定。
ただし、引き渡し完了までは気を抜かないことが大切です。
しかしながら、大手不動産会社はこの時点で、
感覚的に9割仕事が終わった気分となります。
上司に、「次は何を契約決めるんだ!?」と
上司の席から怒号が飛んでいます。

6|引き渡し・決済(契約から1〜2ヶ月後)

最後は引き渡しです。
•残代金の受領
•所有権移転登記
•鍵の引き渡し
住宅ローンが残っている場合は、
このタイミングで
完済・抵当権抹消を行います。
これで、不動産売却は完了です。

不動産売却にかかる期間の目安
全体を通すと、平均的には…
準備〜引き渡しまで:約1~3ヶ月
ただしこれはあくまで目安。
価格設定や市場状況、
物件条件によって前後します。

まとめ|「流れを知る」だけで売却は楽になる

不動産売却は、
✔ 何を
✔ いつ
✔ どの順番でやるのか
が見えないと、
不安が大きくなりがちです。
でも、スケジュールを把握しておけば、
「今はこの段階だから大丈夫」と
冷静に進められます。
もし「自分の場合はどれくらいかかる?」と気になったら、
まずは相場を知るところから始めてみてください。

 

kugata2 (1)
この記事を書いた人
株式会社KN不動産 代表取締役社長
久賀田 康太

寝屋川高校卒
関西大学法学部卒
住友不動産販売株式会社を経て、現職
(保有資格)
宅地建物取引士
マンション管理士
賃貸不動産経営管理士
管理業務主任者(未登録)
 


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