不動産売却・購入の実務と手続き、そして税金・相続対策まで

―“知らなかった”で損しないための基礎知識―

不動産の売却や購入は、
人生で何度もあることではありません。
だからこそ、
「何から始めればいい?」
「手続きって何をするの?」
「税金や相続って難しそう…」
こんな不安を感じる方がほとんどです。

実際、不動産取引は
契約・お金・税金・法律・相続がすべて関わる、
いわば“総合手続き”。

でも、安心してください。
流れを順番に整理すれば、
決して難しいものではありません。

今回は、
売却 → 購入 → 税金 → 相続対策まで、
実務の全体像をまとめて解説します。

不動産売却の実務と手続き

① まずは査定・価格把握から

売却の第一歩は「いくらで売れそうか」を知ること。
•相場確認
•不動産会社に査定依頼(机上・訪問)
•売却時期や希望条件の整理

ここで無理な価格設定をすると、
長期化の原因に。
“相場+戦略”が売却成功のカギです。

② 媒介契約 → 販売開始

不動産会社と媒介契約を結び、販売スタート。
•ポータル掲載
•広告活動
•内覧対応
この期間は平均1〜3ヶ月ほど。
反響を見ながら価格調整していきます。

③ 売買契約 → 引き渡し

買主が決まったら、
•条件交渉
•売買契約締結
•手付金受領
•残代金決済・鍵引き渡し
ここまで進めば売却完了です。
流れ自体はシンプルですが、
税金の知識があるかどうかで“手残り額”が変わります。

購入時の実務と手続き

① 物件選び+住宅ローン事前審査

購入時はまず資金計画から。
•借りられる額ではなく「返せる額」で考える
•事前審査で予算を確定
これを先にやるだけで、
失敗が激減します。

② 申込み → 契約 → ローン本審査

気に入った物件が見つかったら、
•購入申込み
•重要事項説明
•売買契約
•住宅ローン本審査
と進みます。

契約後にキャンセルすると違約金が発生するため、
契約前にしっかり確認が鉄則。

③ 決済・登記・入居

•残代金支払い
•所有権移転登記
•鍵の引き渡し
これでマイホーム取得完了です。

不動産にかかる税金の基礎知識

不動産には「買う・持つ・売る」
それぞれで税金があります。
● 購入時

● 印紙税

•登録免許税
•不動産取得税
ただし住宅は軽減措置が多く、
実際はかなり抑えられます。

● 保有時

•固定資産税
•都市計画税
毎年かかるコストなので、
事前に年間額を把握しておきましょう。

● 売却時(ここが最重要)

利益が出た場合のみ
▶ 譲渡所得税
ただし、
3,000万円特別控除
マイホーム売却なら利益3,000万円まで非課税。
多くの方が税金ゼロまたは軽減対象になります。
「売ったら税金が高い」は、
実は誤解であることが多いんです。

【重要】相続対策としての不動産

最近とても増えているのが、
「親の家をどうするか問題」。
相続は“いつか”ではなく、
多くの場合突然やってきます。

相続でよくあるトラブル

•名義変更していない
•兄弟で意見が合わない
•空き家のまま放置
•売却できず固定資産税だけ払い続ける
準備不足が一番のリスクです。

不動産を活用した相続対策

実は不動産は、相続対策としても有効です。
•現金より評価額が下がる(相続税圧縮)
•賃貸活用で収益化
•生前売却で現金化して分配しやすく

「持つ・売る・貸す」
選択肢を早めに考えておくことで、
家族の負担が減ります。

まとめ|不動産は「早めの準備」が最大の対策

不動産の売却も購入も相続も、
難しそうに見えて、やることは実はシンプルです。
•流れを知る
•税金を知る
•早めに相談する
この3つだけで、
ほとんどの失敗は防げます。
不動産は「知らなかった」で数百万円変わる世界。

だからこそ、迷ったら自己判断せず、
プロに相談するのが一番の近道です。
「売るべき?持つべき?」
「相続前に何をすればいい?」
そんな段階からでも、整理のお手伝いはできます。
気軽にご相談ください。

 

kugata2 (1)
この記事を書いた人
株式会社KN不動産 代表取締役社長
久賀田 康太

寝屋川高校卒
関西大学法学部卒
住友不動産販売株式会社を経て、現職
(保有資格)
宅地建物取引士
マンション管理士
賃貸不動産経営管理士
管理業務主任者(未登録)
 


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